巻次 - 107頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 磲の光を出だし、硨磲の色の中より緑真珠の光を出だす。珊瑚・琥珀、一切の衆宝を以て映飾とす。妙真珠網、樹の上に弥覆せり。一一の樹の上に七重の網有り。一一の網の間に、五百億の妙華の宮殿有り。梵王宮の如し。諸天の童子、自然に中に在り。一一の童子、五百億の釈迦毘楞伽摩尼宝を以て瓔珞とす。其の摩尼の光、百由旬を照らす。猶し百億の日月を和合せるが如し。具に名くべからず。衆宝間錯して、色の中に上れたる者なり。此の諸の宝樹、行行相当たり、葉葉相次し。衆の葉の間に於いて、諸の妙華を生ず。華の上に自然に七宝の果有り。一一の樹葉、縦広正等にして二十五由旬なり。其の葉、千色にして百種の画有り。天の瓔珞の如し。衆の妙華有り。閻浮檀金色を作す。旋火輪の如し。葉の間に婉転す。諸の果を涌生す。帝釈の缾の如し。大光明有り。化して幢旛と成る。無量の宝蓋あり。是の宝蓋の中に、三千大千世界の一切の仏事を映現す。十方の仏国、亦中に於いて現ず。此 漢文 中。出硨磲光。硨磲色中。出緑真珠光。珊瑚琥珀。一切衆宝。以為映飾。妙真珠網。弥覆樹上。一一樹上。有七重網。一一網間。有五百億◦妙華宮殿。如梵王宮。諸天童子。自然在中。一一童子。五百億◦釈迦毘楞伽摩尼宝。以為瓔珞。其摩尼光。照百由旬。猶如和合◦百億日月。不可具名。衆宝間錯。色中上者。此諸宝樹。行行相当。葉葉相次。於衆葉間。生諸妙華。華上自然。有七宝果。一一樹葉。縦広正等。二十五由旬。其葉千色。有百種画。如天瓔珞。有衆妙華。作閻浮檀金色。如旋火輪。婉転葉間。涌生諸果。如帝釈缾。有大光明。化成幢旛。無 紙面画像を印刷 前のページ p107 次のページ 初版p98・99へ このページの先頭に戻る