巻次 - 129頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 汝、仏名を称するが故に、諸罪消滅す。我来たりて汝を迎う」と。是の語を作し已りて、行者、即ち化仏の光明、其の室に遍満せるを見たてまつる。見已りて歓喜して、即便ち命終す。宝蓮華に乗じ、化仏の後に随いて、宝池の中に生ず。七七日を経て蓮華乃ち敷く。華敷くる時に当たりて、大悲観世音菩薩及び大勢至、大光明を放ちて、其の人の前に住して、為に甚深の十二部経を説く。聞き已りて信解して、無上道心を発す。十小劫を経て、百法明門を具し、初地に入ることを得。是れを「下品上生の者」と名づく。仏名・法名を聞き、及び僧名を聞くことを得。三宝の名を聞きて、即ち往生を得。」 仏、阿難及び韋提希に告げたまわく、「「下品中生」というは、或いは衆生有りて、五戒・八戒及び具足戒を毀犯す。此くの如きの愚人、僧祇物を偸み、現前僧物を盗み、不浄に説法す。慙愧有ること無し。諸の悪業を以てして自ら 漢文 讃言善男子。汝称仏名故。諸罪消滅。我来迎汝。作是語已。行者即見◦化仏光明◦遍満其室。見已歓喜。即便命終。乗宝蓮華。随化仏後。生宝池中。経七七日。蓮華乃敷。当華敷時。大悲観世音菩薩。及大勢至。放大光明。住其人前。為説甚深◦十二部経。聞已信解。発無上道心。経十小劫。具百法明門。得入初地。是名下品上生者。得聞仏名法名◦及聞僧名。聞三宝名。即得往生。仏告阿難◦及韋提希。下品中生者。或有衆生。毀犯五戒八戒◦及具足戒。如此愚人。偸僧祇物。盗現前僧物。不浄説法。無有慙愧。以諸悪業。而 紙面画像を印刷 前のページ p129 次のページ 初版p118・119へ このページの先頭に戻る