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仮使い仏有す、百千億万、
無量の大聖、数、恒沙の如くならん。
一切の斯れ等の諸仏を供養せんよりは、
道を求めて、堅正にして却かざらんには如かじ。
譬えば恒沙の如きの諸仏の世界、
復た計うべからず。無数の刹土、
光明悉く照らして、此の諸の国に遍くせん。
是くの如く精進にして、威神量り難からん。
我、仏に作らん、国土をして第一ならしめん。
其の衆、奇妙にして、道場、超絶ならん。
国、泥洹の如くして、等双無けん。
我当に哀愍して、一切を度脱せん。
十方より来生せんもの、心悦ばしめて清浄ならん。
已に我が国に到りて、快楽安穏ならん。
幸わくは仏、信明したまえ。是れ我が真証なり。
願を発して彼に於いて、所欲を力精せん。

漢文

仮使有仏 百千億万
無量大聖 数如恒沙
供養一切 斯等諸仏
不如求道 堅正不却
譬如恒沙 諸仏世界
復不可計 無数刹土
光明悉照 遍此諸国
如是精進 威神難量
令我作仏 国土第一
其衆奇妙 道場超絶
国如泥洹 而無等双
我当哀愍 度脱一切
十方来生 心悦清浄
已到我国 快楽安穏
幸仏信明 是我真証
発願於彼 力精所欲