巻次 - 158頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 相応一念の後の、果徳涅槃者に、帰命したてまつる。我等咸く、三仏菩提尊に帰命したてまつる。無碍の神通力、冥に加して、願わくは摂受したまえ。我等咸く、三乗等の賢聖の、仏の大悲心を学して、長時に退無き者に帰命したてまつる。請い願わくは、遙かに加備したまえ。念念に諸仏を見たてまつらん。我等愚痴の身、曠劫より来、流転せり。今、釈迦仏の、末法の遺跡、弥陀の本誓願、極楽の要門に逢えり。定散等しく回向して、速やかに無生の身を証せん。我、菩薩蔵・頓教・一乗海に依りて、偈を説きて三宝に帰したてまつる。仏心と相応す。十方恒沙の仏、六通をもって我を照知したまえ。今、二尊の教に乗じて、広く浄土の門を開く。願わくは、此の功徳を以て、平等に一切に施して、同じく菩提心を発して、安楽国に往生せん。 漢文 相応一念後 果徳涅槃者我等咸帰命 三仏菩提尊無碍神通力 冥加願摂受我等咸帰命 三乗等賢聖学仏大悲心 長時無退者請願遙加備 念念見諸仏我等愚痴身 曠劫来流転今逢釈迦仏 末法之遺跡弥陀本誓願 極楽之要門定散等回向 速証無生身我依菩薩蔵 頓教一乗海説偈帰三宝 与仏心相応十方恒沙仏 六通照知我今乗二尊教 広開浄土門願以此功徳 平等施一切同発菩提心 往生安楽国 紙面画像を印刷 前のページ p158 次のページ 初版p147・148へ このページの先頭に戻る