巻次 巻上 16頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 仏)の所に詣でて、稽首し足を礼して、仏を繞ること三帀して、合掌して住して、仏に白して言さく、「世尊。我已に荘厳仏土の清浄の行を摂取しつ」と。 仏(世自在王仏)、比丘に告げたまわく、「汝、今説くべし。宜しく知るべし、是れ時なり。一切の大衆を発起し悦可せしめよ。菩薩、聞き已りて此の法を修行して、縁として無量の大願を満足することを致さん。」 比丘、仏(世自在王仏)に白さく、「唯聴察を垂れたまえ。我が所願の如く当に具に之を説くべし。(1) 設い我、仏を得んに、国に地獄・餓鬼・畜生有らば、正覚を取らじ。(2) 設い我、仏を得んに、国の中の人天、寿終りての後、復た三悪道に更らば、正覚を取らじ。(3) 設い我、仏を得んに、国の中の人天、悉く真金色ならずは、正覚を取らじ。(4) 設い我、仏を得んに、国の中の人天、形色不同にして、 漢文 我已摂取◦荘厳仏土◦清浄之行。仏告比丘。汝今可説。宜知是時。発起悦可◦一切大衆。菩薩聞已。修行此法。縁致満足◦無量大願。比丘白仏。唯垂聴察。如我所願。当具説之。設我得仏。国有地獄餓鬼畜生者。不取正覚。設我得仏。国中人天。寿終之後。復更三悪道者。不取正覚。設我得仏。国中人天。不悉真金色者。不取正覚。設我得仏。国中人天。形色不同。有 紙面画像を印刷 前のページ p16 次のページ 初版p15へ このページの先頭に戻る