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仏)の所に詣でて、稽首し足を礼して、仏を繞ること三帀して、合掌して住して、仏に白して言さく、「世尊。我已に荘厳仏土の清浄の行を摂取しつ」と。
 仏(世自在王仏)、比丘に告げたまわく、「汝、今説くべし。宜しく知るべし、是れ時なり。一切の大衆を発起し悦可せしめよ。菩薩、聞き已りて此の法を修行して、縁として無量の大願を満足することを致さん。」
 比丘、仏(世自在王仏)に白さく、「唯聴察を垂れたまえ。我が所願の如く当に具に之を説くべし。
(1) 設い我、仏を得んに、国に地獄・餓鬼・畜生有らば、正覚を取らじ。
(2) 設い我、仏を得んに、国の中の人天、寿終りての後、復た三悪道に更らば、正覚を取らじ。
(3) 設い我、仏を得んに、国の中の人天、悉く真金色ならずは、正覚を取らじ。
(4) 設い我、仏を得んに、国の中の人天、形色不同にして、

漢文

我已摂取◦荘厳仏土◦清浄之行。仏告比丘。汝今可説。宜知是時。発起悦可◦一切大衆。菩薩聞已。修行此法。縁致満足◦無量大願。比丘白仏。唯垂聴察。如我所願。当具説之。
設我得仏。国有地獄餓鬼畜生者。不取正覚。
設我得仏。国中人天。寿終之後。復更三悪道者。不取正覚。
設我得仏。国中人天。不悉真金色者。不取正覚。
設我得仏。国中人天。形色不同。有