巻次 信 278頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 莫かるべし。畢命を期として、上、一形に在るは、少しき苦しきに似如たれども、前念に命終して、後念に即ち彼の国に生まれて、長時永劫に常に無為の法楽を受く。乃至成仏までに生死を逕ず。豈に快に非ずや。知るべし」と。已上 「真仏弟子」と言うは、「真」の言は、偽に対し、仮に対するなり。「弟子」は、釈迦・諸仏の弟子なり、金剛心の行人なり。斯の信行に由りて必ず大涅槃を超証すべきが故に、「真仏弟子」と曰う。 『大本』(大経)に言わく、「設い我、仏を得たらんに、十方無量不可思議の諸仏世界の衆生の類、我が光明を蒙りて其の身に触るる者、身心柔軟にして人天に超過せん。若し爾らずは、正覚を取らじと。 設い我、仏を得んに、十方無量不可思議の諸仏世界の衆生の類、我が名字を聞きて菩薩の無生法忍・諸の深総持を得ずは、正覚を取らじ」と。已上 『無量寿如来会』に言わく、「若し我成仏せんに、周遍十方無量無辺不可思議無等界の有情の輩、仏の威光を蒙りて照触せらるる者、身心安楽にして人天に超過せん。若し爾らずは、菩提を取らじ」と。已上 又(大経)「法を聞きて能く忘れず、見て敬い得て大きに慶ばば、則ち我が善き親友なり」と言 漢文 言真仏弟子者、真言、対偽、対仮也。弟子者、釈迦・諸仏之弟子、金剛心行人也。由斯信行必可超証大涅槃故、曰真仏弟子。 紙面画像を印刷 前のページ p278 次のページ 初版p244・245へ このページの先頭に戻る