巻次 真仏土 360頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 名づく。亦名づけて「諦」とす。亦名づけて「四念処」とす。亦「四食」と名づく。亦「四識住処」と名づく。亦名づけて「有」とす。亦名づけて「道」とす。亦名づけて「時」とす。亦名づけて「衆生」とす。亦名づけて「世」とす。亦「第一義」と名づく。亦「三修」と名づく。謂わく、身・戒・心なり。亦「因果」と名づく。亦「煩悩」と名づく。亦「解脱」と名づく。亦「十二因縁」と名づく。亦「声聞・辟支仏」と名づく。仏を亦「地獄・餓鬼・畜生・人・天」と名づく。亦「過去・現在・未来」と名づく。是れを「一義に無量の名を説く」と名づく。 善男子。如来世尊、衆生の為の故に、広の中に略を説く、略の中に広を説く。第一義諦を説きて「世諦」とす。世諦の法を説きて「第一義諦」とす」と。」略出 又言わく(梵行品)、「迦葉、復た言さく、「世尊。第一義諦を亦名づけて「道」とす。亦「菩提」と名づく。亦「涅槃」と名づく」と。乃至」 又言わく(迦葉菩薩品)、「善男子。我、以て経の中に如来の身を説くに、凡そ二種有り。一には生身、二には法身なり。「生身」と言うは即ち是れ方便応化の身なり。是くの如きの身は、「是れ生老病死・長短黒白・是此是彼・是学無学」と言うことを得べし。我が諸の弟子、是の説を聞き已りて我が意を解らざれば唱えて言わく、「如来、定んで仏身は是れ有為の法なりと説かん」と。 「法身」は即ち是れ常・楽・我・浄なり。永く一切生老病死・非白非黒・非長非短・非此非彼・非学非無学を離れたまえれば、若し仏の出世及び不出世に、常に動ぜずして変易有ること無け 紙面画像を印刷 前のページ p360 次のページ 初版p311・312へ このページの先頭に戻る