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化本
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断うれば、仏、迎え将てまします。一食の時、尚、間有り。如何が、万劫、貪瞋せざらん。貪瞋は人天を受くる路を障う。三悪・四趣の内に身を安ず」と。抄要
 又云わく(般舟讃)、「定・散、倶に回して宝国に入れ。即ち是れ如来の異の方便なり。韋提は即ち是れ女人の相、貪瞋具足の凡夫の位なり」と。已上
 『論註』に曰わく、「二種の功徳相有り。一には有漏の心より生じて法性に順ぜず。謂わゆる、凡夫・人天の諸善、人天の果報、若しは因、若しは果、皆是れ顚倒す、皆是れ虚偽なり。故に「不実の功徳」と名づく」と。已上
 『安楽集』に云わく、「『大集経』の「月蔵分」を引きて言わく、「我が末法の時の中に、億億の衆生、行を起こし道を修せんに、未だ一人も得る者有らじ」と。当今は末法なり。是れ五濁悪世には、唯、浄土の一門有りて通入すべき路なり」と。
 又云わく(安楽集)、「未だ一万劫を満たざる已来は、恒に未だ火宅を勉れず。顚倒墜堕するが故に。各おの用功は至りて重く、獲る報は偽なり」と。已上

 然るに今、『大本』(大経)に拠るに、真実方便の願を

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然今拠『大本』超発真実方便之願。亦