巻次 化本 399頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 「余」は則ち本願一乗海なり。 凡そ一代の教に就いて、此の界の中にして入聖得果するを、「聖道門」と名づく。「難行道」と云えり。此の門の中に就いて、大・小、漸・頓、一乗・二乗・三乗、権・実、顕・密、竪出・竪超有り。則ち是れ自力・利他教化地・方便権門の道路なり。 安養浄刹にして入聖証果するを、「浄土門」と名づく。「易行道」と云えり。此の門の中に就いて、横出・横超、仮・真、漸・頓、助・正・雑行、雑修・専修有るなり。 「正」は五種の正行なり。「助」は名号を除きて已外の五種、是れなり。「雑行」は正・助を除きて已外を、悉く「雑行」と名づく。此れ乃ち、横出、漸教、定散・三福、三輩・九品、自力仮門なり。 漢文 則本願一乗海也。凡就一代教、於此界中入聖得果、名聖道門。云難行道。就此門中、有大小漸頓一乗二乗三乗権実顕密竪出竪超。則是自力利他教化地方便権門之道路也。於安養浄刹入聖証果、名浄土門。云易行道。就此門中、有横出横超仮真漸頓助正雑行雑修専修也。正者五種正行也。助者除名号已外五種是也。雑行者除正助已外、悉名雑行。此乃横出漸教定散三福三輩九品自力仮門也。 紙面画像を印刷 前のページ p399 次のページ 初版p341へ このページの先頭に戻る