巻次 化末 444頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 婆・摩伽羅なり。大徳婆伽婆。彼の天仙七宿の中に、房・心の二宿は是れ熒惑の土境なり。毘利支迦は是れ辰なり。尾・箕・斗の三宿は是れ歳星の土境なり。擅〓【dou_a】婆は是れ辰なり。牛・女の二宿は是れ鎮星の土境なり。摩伽羅は是れ辰なり。大徳婆伽婆。是くの如き天仙七宿・三曜・三天童女、西瞿陀尼を護持し養育せしむ。 大徳婆伽婆。此の四天下に南閻浮提は最も殊勝なりとす。何を以ての故に。閻浮提の人は勇健聡慧にして、梵行、仏に相応す。婆伽婆、中に於いて出世したまう。是の故に四大天王、此に倍増して此の閻浮提を護持し養育せしむ。十六の大国有り。謂わく、鴦伽摩伽陀国・傍伽摩伽陀国・阿槃多国・支提国なり。此の四の大国は、毘沙門天王、夜叉衆と囲遶して護持し養育せしむ。迦尸国・都薩羅国・婆蹉国・摩羅国、此の四の大国は、提頭頼吒天王、乾闥婆衆と囲遶して護持し養育せしむ。鳩羅婆国・毘時国・槃遮羅国・疎那国、此の四の大国は、毘楼勒叉天王、鳩槃荼衆と囲遶して護持養育せしむ。阿湿婆国・蘇摩国・蘇羅吒国・甘満闍国、此の四の大国は、毘楼博叉天王、諸の龍衆と囲遶して護持し養育せしむ。 大徳婆伽婆。過去の天仙、此の四天下を護持し養育せしが故に、亦皆是くの如き分布安置せしむ。後に於いて、其の国土・城邑・村落・塔寺・園林・樹下・塚間・山谷・曠野・河泉・陂泊乃至海中宝洲・天祠に随いて、彼の卵生・胎生・湿生・化生に於いて、諸龍・夜叉・羅刹・餓鬼・毘舎遮・富単那・迦吒富単那等、彼の中に生じて、彼の処に還住して繫属する所無し。他の教を 紙面画像を印刷 前のページ p444 次のページ 初版p375・376へ このページの先頭に戻る