巻次 化末 450頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 精気・衆生の精気・正法の精気、損減の因縁を作さしめば、汝、遮止して善法に住せしむべし。 若し衆生有りて、善を得んと欲わん者、法を得んと欲わん者、生死の彼岸に度せんと欲わん者、檀波羅蜜を修行すること有らん所の者、乃至、般若波羅蜜を修行せん者、所有の行法、法に住せん衆生及び行法の為に事を営まん者、彼の諸の衆生、汝等、当に護持養育すべし。 若し衆生有りて、受持し読誦して、他の為に演説し種種に経論を解説せん。汝等、当に彼の諸の衆生と念持方便して堅固力を得べし。所聞に入りて忘れず、諸法の相を智信して生死を離れしめ、八聖道を修して三昧の根相応せん。 若し衆生有りて、汝が境界に於いて法に住せん。奢摩他・毘婆舎那、次第方便して諸の三昧と相応して勤に三種の菩提を修習せんと求めん者、汝等、当に遮護し摂受して、勤に捨施を作して乏少せしむること勿るべし。 若し衆生有りて、其の飲食・衣服・臥具を施し、病患の因縁に湯薬を施せん者、汝等、当に彼の施主をして五利増長せしむべし。何等をか五とする。一には寿増長せん。二には財増長せん。三には楽増長せん。四には善行増長せん。五には慧増長するなり。汝等、長夜に利益安楽を得ん。是の因縁を以て、汝等、能く六波羅蜜を満てん。久しからずして一切種智を成ずることを得ん。」 紙面画像を印刷 前のページ p450 次のページ 初版p380・381へ このページの先頭に戻る