巻次 化末 465頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 の劣、十なり。」乃至 「二皇、化を統べて 『須弥四域経』に云わく、「応声菩薩を伏羲とす、吉祥菩薩を女媧とするなり。」 渟風の初めに居り、三聖、言を立てて 『空寂所問経』に云わく、「迦葉を老子とす、儒童を孔子とす、光浄を顔回とするなり。」 已澆の末を興ず。玄虚沖一の旨、黄老、其の談を盛りにす。詩書礼楽の文、周・孔、其の教を隆くす。謙を明らかにし質を守る、乃ち聖に登るに、之、階梯なり。三畏・五常は人天の由漸とす。蓋し冥に仏理に符う。正弁極談に非ずや。猶、道を瘖聾に謗る、方を麾いて遠邇を窮むること莫かれ。律を菟馬に問う、済るを知りて浅深を測らず。斯れに因りて談ずるに、殷・周の世は、釈教の宜しく行ずるべき所に非ざるなり。猶、炎威、耀を赫かす。童子、目を正しくして視ること能わず。迅雷、奮い撃つ。懦夫、耳を張りて聴くこと能わず。是を以て河池涌き浮かぶ。 紙面画像を印刷 前のページ p465 次のページ 初版p392・393へ このページの先頭に戻る