巻次 - 477頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 浄土文類聚鈔愚禿釈親鸞集 夫れ、無碍難思の光耀は、苦を滅し楽を証す。万行円備の嘉号は、障を消し疑を除く。末代の教行、専ら此れを修すべし。濁世の目足、必ず斯れを勤むべし。 爾れば、最勝の弘誓を受行して、穢を捨て浄を欣え。如来の教勅を奉持して、恩を報じ徳を謝せよ。爰に片州の愚禿、印度・西蕃の論説に帰し、華漢・日域の師釈を仰いで、真宗の教行証を敬信す。特に知りぬ、仏恩窮尽し叵ければ、明らかに浄土の文類聚を用いるなり。 然るに「教」と言うは、則ち『大無量寿経』なり。斯の『経』の大意は、弥陀、誓を超発して、広く法 漢文 夫無碍難思光耀、滅苦証楽。万行円備嘉号、消障除疑。末代教行、専応修此。濁世目足、必可勤斯。爾者受行最勝弘誓而、捨穢欣浄。奉持如来教勅而、報恩謝徳。爰片州愚禿、帰印度西蕃論説、仰華漢日域師釈、敬信真宗教行証。特知仏恩叵窮尽、明用浄土文類聚矣。然言教者則『大無量寿経』也。斯経大意者、弥陀、超発於誓、広開法蔵、致 紙面画像を印刷 前のページ p477 次のページ 初版p402へ このページの先頭に戻る