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好・醜対 妙・麁対 利・鈍対 奢・促対
希・常対 強・弱対 上上・下下対
勝・劣対 直入・回心対 明・闇対

已上十八対 二機に就くと知るべし。

又、二種の機に就いて、復た二種の性有り。

二機は、一には善機、二には悪機なり。
二性は、一には善性、二には悪性なり。
又復、善機に就いて二種有り。又、傍正有り。

一には定機、二には散機なり。

『疏』(序分義)に「一切衆生の機に二種有り。一には定、二には散なり」と云えり。文

又、傍正有りとは、

一に菩薩 大・小、 二には縁覚、
三には声聞・辟支等     浄土の傍機なり、
四には天、 五には人等なり 浄土の正機なり。

又復、善性に就いて五種有り。

漢文

好醜対 妙麁対 利鈍対 奢促対
希常対 強弱対 上上下下対
勝劣対 直入回心対 明闇対

已上十八対 就二機 応知

又就二種機復有二種性

二機者 一善機 二悪機
二性者 一善性 二悪性
又復就善機有二種 又有傍正

一定機 二散機

『疏』云「一切衆生機有二種一者定二者散」文

又有傍正者

一菩薩 大小 二縁覚
三声聞辟支等 浄土之傍機也
四天 五人等 浄土之正機也

又復就善性有五種