巻次 下 537頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 「悪見人等」と言うは、憍慢・懈怠・邪見・疑心の人なり。「又、西岸の上に人有りて喚ぼうて言わく、「汝、一心に正念にして直ちに来たれ。我、能く護らん」」と言うは、「西岸の上に人有りて喚ぼうて言わく」というは、阿弥陀如来の誓願なり。「汝」の言は、行者なり。斯れ則ち「必定の菩薩」と名づく。龍樹大士、『十住毘婆沙論』に曰わく、「即時入必定」となり。曇鸞菩薩の『論』(論註)には、「入正定聚之数」と曰えり。善導和尚は、「希有人なり、最勝人なり、妙好人なり、好人なり、上上人なり」・「真仏弟子なり」(散善義)と言えり。 漢文 言「悪見人等」者 憍慢懈怠邪見疑心之人也言「又西岸上有人喚言汝一心正念直来我能護」者「西岸上有人喚言」者 阿弥陀如来誓願也「汝」言行者也 斯則名「必定菩薩」龍樹大士『十住毘婆沙論』曰「即時入必定」曇鸞菩薩『論』曰「入正定聚之数」善導和尚言「希有人也 最勝人也 妙好人也 好人也 上上人也」「真仏弟子也」 紙面画像を印刷 前のページ p537 次のページ 初版p455へ このページの先頭に戻る