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善巧方便を以て、我等が無上の真実の信を発起せしめたまう。
煩悩を具足せる凡夫人、仏願力に由りて摂取を獲。
斯の人は即ち凡数の摂に非ず。是れ人中の分陀利華なり。
斯の信は最勝希有人なり。斯の信は妙好上上人なり。
安楽土に到れば、必ず自然に、即ち法性の常楽を証すとのたまえり。
 入出二門


建長八歳丙辰三月二十三日書写之

漢文

善巧方便令発起 我等無上真実信
具足煩悩凡夫人 由仏願力獲摂取
斯人即非凡数摂 是人中分陀利華
斯信最勝希有人 斯信妙好上上人
到安楽土必自然 即証法性之常楽
 入出二門