巻次 - 563頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 智慧無し。」乃至 仏、弥勒に告げたまわく、「譬えば転輪聖王に七宝の牢獄有り。種種に荘厳し、牀帳を張設し、諸の繒幡を懸けたらん。若し諸の小王子、罪を王に得たらん。輒ち彼の獄の中に内れて、繫ぐに金の鎖を以てせんが如し。」乃至 仏、弥勒に告げたまわく、「此の諸の衆生、亦復是くの如し。仏智を疑惑するを以ての故に彼の胎宮に生ず。乃至 若し此の衆生、其の本の罪を識りて、深く自ら悔責して、彼の処を離れんと求めよ。乃至 弥勒、当に知るべし。其れ菩薩有りて、疑惑を生ずれば大利を失うとす」と。」略抄 又、『無量寿如来会』に言わく、「仏、弥勒に告げたまわく、「若し衆生有りて、疑悔に随いて善根を積集して、仏智・普遍智・不思議智・無等智・威徳智・広大智を希求せんに、自らの善根に於いて信を生ずること能わず。此の因縁を以て、五百歳に於いて宮殿の中に住すと。乃至 阿逸多。汝、殊勝智の者を観そなわすに、彼の広慧の力に因るが故に、彼の化生を受く。蓮華の中に於いて結跏趺座す。汝、下劣の輩を観そなわすに、乃至 諸の功徳を修習すること 紙面画像を印刷 前のページ p563 次のページ 初版p474・475へ このページの先頭に戻る