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浄土
572頁
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一切諸仏三乗衆
ともに嘆誉したまえり

(10)光明てらしてたえざれば

不断光仏となづけたり
聞光力のゆえなれば
心不断にて往生す

(11)仏光測量なきゆえに

難思光仏となづけたり
諸仏は往生嘆じつつ
弥陀の功徳を称せしむ

(12)神光の離相をとかざれば

無称光仏となづけたり
因光成仏のひかりをば
諸仏の嘆ずるところなり

(13)光明月日に勝過して

超日月光となづけたり
釈迦嘆じてなおつきず
無等等を帰命せよ

(14)弥陀初会の聖衆は

算数のおよぶことぞなき
浄土をねがわんひとはみな
広大会を帰命せよ

(15)安楽無量の大菩薩

一生補処にいたるなり
普賢の徳に帰してこそ
穢国にかならず化するなれ

(16)十方衆生のためにとて

如来の法蔵あつめてぞ
本願弘誓に帰せしむる
大心海を帰命せよ

(17)観音勢至もろともに

慈光世界を照曜し