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浄土
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有縁を度してしばらくも
休息あることなかりけり

(18)安楽浄土にいたるひと

五濁悪世にかえりては
釈迦牟尼仏のごとくにて
利益衆生はきわもなし

(19)神力自在なることは

測量すべきことぞなき
不思議の徳をあつめたり
無上尊を帰命せよ

(20)安楽声聞菩薩衆

人天智慧ほがらかに
身相荘厳みなおなじ
他方に順じて名をつらぬ

(21)顔容端政たぐいなし

精微妙軀非人天