巻次 浄土 580頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 (11)至心発願欲生と十方衆生を方便し衆善の仮門ひらきてぞ現其人前と願じける(12)臨終現前の願により釈迦は諸善をことごとく観経一部にあらわして定散諸機をすすめけり(13)諸善万行ことごとく至心発願せるゆえに往生浄土の方便の善とならぬはなかりけり(14)至心回向欲生と十方衆生を方便し名号の真門ひらきてぞ不果遂者と願じける(15)果遂の願によりてこそ釈迦は善本徳本を弥陀経にあらわして一乗の機をすすめける(16)定散自力の称名は果遂のちかいに帰してこそおしえざれども自然に真如の門に転入する(17)安楽浄土をねがいつつ他力の信をえぬひとは仏智不思議をうたがいて辺地懈慢にとまるなり(18)如来の興世にあいがたく諸仏の経道ききがたし菩薩の勝法きくことも無量劫にもまれらなり 紙面画像を印刷 前のページ p580 次のページ 初版p484へ このページの先頭に戻る