巻次
高僧
595頁
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(23)安楽仏国に生ずるは

畢竟成仏の道路にて
無上の方便なりければ
諸仏浄土をすすめけり

(24)諸仏三業荘厳して

畢竟平等なることは
衆生虚誑の身口意を
治せんがためとのべたまう

(25)安楽仏国にいたるには

無上宝珠の名号と
真実信心ひとつにて
無別道故とときたまう

(26)如来清浄本願の

無生の生なりければ
本則三三の品なれど
一二もかわることぞなき

(27)無碍光如来の名号と

かの光明智相とは
無明長夜の闇を破し
衆生の志願をみてたまう

(28)不如実修行といえること

鸞師釈してのたまわく