巻次 高僧 600頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 (13)釈迦弥陀は慈悲の父母種種に善巧方便しわれらが無上の信心を発起せしめたまいけり(14)真心徹到するひとは金剛心なりければ三品の懺悔するひととひとしと宗師はのたまえり(15)五濁悪世のわれらこそ金剛の信心ばかりにてながく生死をすてはてて自然の浄土にいたるなれ(16)金剛堅固の信心のさだまるときをまちえてぞ弥陀の心光摂護してながく生死をへだてける(17)真実信心えざるをば一心かけぬとおしえたり一心かけたるひとはみな三信具せずとおもうべし(18)利他の信楽うるひとは願に相応するゆえに教と仏語にしたがえば外の雑縁さらになし(19)真宗念仏ききえつつ一念無疑なるをこそ希有最勝人とほめ正念をうとはさだめたれ(20)本願相応せざるゆえ雑縁きたりみだるなり信心乱失するをこそ正念うすとはのべたまえ 紙面画像を印刷 前のページ p600 次のページ 初版p496へ このページの先頭に戻る