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相教誡す。仏の経法の如くして犯すこと得ること無かれ」と。 是に弥勒菩薩、掌を合わせて白して言さく、「仏の所説、甚だ苦なり。世人、実に爾なり。如来、普く慈みて哀愍して、悉く度脱せしむ。仏の重誨を受けて敢えて違失せざれ」と。
 仏、阿難に告げたまわく、「汝、起ちて更に衣服を整え、合掌恭敬して、無量寿仏を礼したてまつるべし。十方国土の諸仏如来、常に共に彼の仏の無著無碍にましますを称揚し讃歎したまう。」
 是に阿難、起ちて衣服を整え、身を正しくし面を西にして、恭敬し合掌して五体を地に投げて、無量寿仏を礼したてまつりて白して言さく、「世尊。願わくは、彼の仏・安楽国土及び諸の菩薩・声聞大衆を見たてまつらん」と。
 是の語を説き已りて、即ちの時に無量寿仏、大光明を放ちて普く一切諸仏の世界を照らしたまう。金剛囲山・須弥山王・大小の諸山、一切所有、皆同じく一色なり。譬え

漢文

不敢違失。
仏告阿難。汝起更整衣服。合掌恭敬。礼無量寿仏。十方国土。諸仏如来。常共称揚◦讃歎彼仏◦無著無碍。於是阿難。起整衣服。正身西面。恭敬合掌。五体投地。礼無量寿仏。白言世尊。願見彼仏◦安楽国土◦及諸菩薩◦声聞大衆。説是語已。即時無量寿仏。放大光明。普照一切◦諸仏世界。金剛囲山。須弥山王。大小諸山。一切所有。皆同一色。譬如劫水◦弥満世界◦其中万物◦沈没不