巻次 巻下 87頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 民、百千由旬の七宝の宮殿に乗じて障碍すること有ること無く、遍く十方に至りて諸仏を供養するを、汝、復た見るや、不や」と。 対えて曰さく、「已に見たまえつ」と。 「彼の国の人民、胎生の者有り。汝、復た見るや、不や」と。 対えて曰さく、「已に見たまえつ」と。 「其の胎生の者、処する所の宮殿、或いは百由旬、或いは五百由旬なり。各おの其の中にして諸の快楽を受くること、忉利天上の如し。亦皆自然なり」と。 爾の時に慈氏菩薩、仏に白して言さく、「世尊。何の因、何の縁なれば、彼の国の人民、胎生・化生なる」と。 仏、慈氏に告げたまわく、「若し衆生有りて、疑惑の心を以て諸の功徳を修して、彼の国に生ぜんと願ぜん。仏智・不思議智・不可称智・大乗広智・無等無倫最上勝智を了らずして、此の諸智に於いて疑惑して信ぜず。然るに猶し罪福を信じ善本を修習して、其の国に生ぜんと願ぜん。此の諸の衆生、彼の宮殿に生まれて、寿五百歳、常に仏を見 漢文 遍至十方。供養諸仏。汝復見不。対曰已見。彼国人民。有胎生者。汝復見不。対曰已見。其胎生者。所処宮殿。或百由旬。或五百由旬。各於其中。受諸快楽。如忉利天上。亦皆自然。爾時慈氏菩薩。白仏言世尊。何因何縁。彼国人民。胎生化生。仏告慈氏。若有衆生。以疑惑心。修諸功徳。願生彼国。不了仏智◦不思議智◦不可称智◦大乗広智◦無等無倫◦最上勝智。於此諸智。疑惑不信。然猶信罪福。修習善本。願生其国。此諸衆生。生彼宮殿。寿五百歳。常不見 紙面画像を印刷 前のページ p87 次のページ 初版p80・81へ このページの先頭に戻る