巻次 巻上 9頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 知るべし。如来の正覚、其の智、量り難くして導御したまう所多し。慧見無碍にして、能く遏絶すること無し。一餐の力を以て、能く寿命を住めたまうこと、億百千劫無数無量にして、復た此れよりも過ぎたり。諸根悦予して以て毀損せず。姿色変ぜず。光顔異なること無し。所以は何んとなれば、如来は定・慧、究暢したまえること極まり無し。一切の法に於いて自在を得たまえり。阿難、諦らかに聴け。今、汝が為に説かん。」 対えて曰わく、「唯然り。願楽して聞きたまえんと欲う。」 仏、阿難に告げたまわく、「乃往過去、久遠無量不可思議無央数劫に、錠光如来、世に興出して、無量の衆生を教化し度脱して、皆、道を得せしめて、乃し滅度を取りたまいき。次に如来有しき。名をば光遠と曰う。次をば月光と名づく。次をば栴檀香と名づく。次をば善山王と名づく。次をば須弥天冠と名づく。次をば須弥等曜と名づく。次をば月色と名づく。次をば正念と名づく。次をば離垢と名づく。 漢文 異。所以者何。如来定慧。究暢無極。於一切法。而得自在。阿難諦聴。今為汝説。対曰唯然。願楽欲聞。仏告阿難。乃往過去。久遠無量。不可思議。無央数劫。錠光如来。興出於世。教化度脱◦無量衆生。皆令得道。乃取滅度。次有如来。名曰光遠。次名月光。次名栴檀香。次名善山王。次名須弥天冠。次名須弥等曜。次名月色。次名正念。次名離 紙面画像を印刷 前のページ p9 次のページ 初版p8・9へ このページの先頭に戻る