巻次 - 110頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 量寿仏、空中に住立したまう。観世音・大勢至、是の二の大士、左右に侍立せり。光明熾盛なり、具に見るべからず。百千の閻浮檀金色も比とすることを得じ。 時に韋提希、無量寿仏を見たてまつり已りて、接足作礼して、仏に白して言さく、「世尊。我今仏力に因るが故に、無量寿仏及び二菩薩を見たてまつることを得つ。未来の衆生、当に云何にしてか無量寿仏及び二菩薩を観たてまつるべき。」 仏、韋提希に告げたまわく、「彼の仏を観んと欲わば、当に想念を起こすべし。七宝の地の上に於いて、蓮華の想を作せ。其の蓮華の一一の葉をして、百宝の色を作さしめよ。八万四千の脈有り、猶し天の画の如し。脈に八万四千の光有り。了了分明に皆見ることを得しめよ。華葉の小さきは、縦広二百五十由旬なり。是くの如きの蓮華に八万四千の葉有り。一一の葉の間に、各おの百億の摩尼珠王有りて、以て映飾とす。一一の摩尼、千の光明を放つ。其の光、蓋の如し。七宝合成して、遍く地上に覆えり。釈迦毘楞伽 漢文 観世音。大勢至。是二大士。侍立左右。光明熾盛。不可具見。百千閻浮檀金色。不得為比。時韋提希。見無量寿仏已。接足作礼。白仏言世尊。我今因仏力故。得見無量寿仏◦及二菩薩。未来衆生。当云何観◦無量寿仏◦及二菩薩。仏告韋提希。欲観彼仏者。当起想念。於七宝地上。作蓮華想。令其蓮華◦一一葉◦作百宝色。有八万四千脈。猶如天画。脈有八万四千光。了了分明。皆令得見。華葉小者。縦広二百五十由旬。如是蓮華。有八万四千葉。一一葉間。各有百億◦摩尼珠王。以為映飾。一一摩尼。放千光明。其光如蓋。七宝合成。遍覆地上。釈迦毘楞伽宝。以 紙面画像を印刷 前のページ p110 次のページ 初版p101・102へ このページの先頭に戻る