巻次 - 111頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 宝を以て其の台とす。此の蓮華台は、八万の金剛・甄叔迦宝・梵摩尼宝・妙真珠網を以て交飾とす。其の台の上に於いて、自然として四柱の宝幢有り。一一の宝幢、百千万億の須弥山の如し。幢上の宝幔は夜摩天宮の如し。五百億の微妙の宝珠有りて、以て映飾とす。一一の宝珠に八万四千の光有り。一一の光、八万四千の異種の金色を作す。一一の金色、其の宝土に遍ず。処処に変化して各おの異相を作す。或いは金剛台と為り、或いは真珠網と作り、或いは雑華雲と作る。十方面に於いて、意に随いて変現して、仏事を施作す。是れを「華座の想」とす。「第七の観」と名づく。」 仏、阿難に告げたまわく、「此くの如きの妙華は、是れ本、法蔵比丘の願力の所成なり。若し彼の仏を念ぜんと欲わば、当に先ず此の華座の想を作すべし。此の想を作さん時、雑観することを得ざれ。皆一一に之を観ずべし。一一の葉、一一の珠、一一の光、一一の台、一一の幢、皆分明ならしめて、鏡の中に於いて自ら面像を見るが如くにせよ。此の想成 漢文 為其台。此蓮華台。八万金剛。甄叔迦宝。梵摩尼宝。妙真珠網。以為交飾。於其台上。自然而有◦四柱宝幢。一一宝幢。如百千万億須弥山。幢上宝幔。如夜摩天宮。有五百億◦微妙宝珠。以為映飾。一一宝珠。有八万四千光。一一光。作八万四千◦異種金色。一一金色。遍其宝土。処処変化。各作異相。或為金剛台。或作真珠網。或作雑華雲。於十方面。随意変現。施作仏事。是為華座想。名第七観。仏告阿難。如此妙華。是本法蔵比丘◦願力所成。若欲念彼仏者。当先作此華座想。作此想時。不得雑観。皆応一一観之。一一葉。一一珠。一一光。一一台。一一幢。皆令分明。如於鏡中◦自 紙面画像を印刷 前のページ p111 次のページ 初版p102・103へ このページの先頭に戻る