巻次 - 122頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 三種の心を発して即便ち往生す。何等をか三つとする。一つには至誠心、二つには深心、三つには回向発願心なり。三心を具すれば、必ず彼の国に生ず。復た三種の衆生有りて、当に往生を得べし。何等をか三つとする。一つには慈心にして殺せず、諸の戒行を具す。二つには大乗方等経典を読誦す。三つには六念を修行す。回向発願して彼の国に生ぜんと願ず。此の功徳を具すること、一日乃至七日して、即ち往生を得。彼の国に生ずる時、此の人、精進勇猛なるが故に、阿弥陀如来、観世音・大勢至・無数の化仏・百千の比丘・声聞大衆・無数の諸天・七宝の宮殿と、観世音菩薩、金剛台を執りて、大勢至菩薩と、行者の前に至る。阿弥陀仏、大光明を放ちて行者の身を照らしたまう。諸の菩薩と手を授けて迎接す。観世音・大勢至、無数の菩薩と、行者を讃歎して、其の心を勧進す。行者見已りて歓喜踊躍す。自ら其の身を見れば、金剛台に乗じて、仏後に随従して、弾指の頃の如くに彼の国に往生す。彼の国に 漢文 即便往生。何等為三。一者至誠心。二者深心。三者回向発願心。具三心者。必生彼国。復有三種衆生。当得往生。何等為三。一者慈心不殺。具諸戒行。二者読誦大乗◦方等経典。三者修行六念。回向発願。願生彼国。具此功徳。一日乃至七日。即得往生。生彼国時。此人精進◦勇猛故。阿弥陀如来。与観世音◦大勢至◦無数化仏◦百千比丘◦声聞大衆◦無数諸天◦七宝宮殿。観世音菩薩。執金剛台。与大勢至菩薩。至行者前。阿弥陀仏。放大光明。照行者身。与諸菩薩。授手迎接。観世音。大勢至。与無数菩薩。讃歎行者。勧進其心。行者見已。歓喜踊躍。自見其身。乗 紙面画像を印刷 前のページ p122 次のページ 初版p112・113へ このページの先頭に戻る