巻次 行 200頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 『無量寿如来会』に云わく、「広く是くの如き大弘誓願を発して、皆已に成就したまえり。世間に希有なり。是の願を発し已りて実の如く安住して、種種の功徳具足して威徳広大清浄仏土を荘厳したまえり」と。已上 又云わく(述文賛)、「福・智二厳成就したまえるが故に、備に等しく衆生に行を施したまえるなり。己が所修を以て衆生を利したまうが故に功徳成ぜしめたまえり」と。 又云わく(述文賛)、「久遠の因に藉りて仏に値い、法を聞きて慶喜すべきが故に」と。 又云わく(述文賛)、「人聖、国妙なり。誰か力を尽くさざらん。善を作して生を願ぜよ。善に因りて既に成じたまう。自ずから果を獲ざらんや。故に「自然」(大経)と云う。貴賤を簡ばず、皆、往生を得しむ。故に「著無上下」(同)と云う」と。 又云わく(述文賛)、「「易往而無人 其国不逆違 自然之所牽」(大経)と。因を修すれば即ち往く。修すること無ければ生まるること尠なし。因を修して来生するに、終に違逆せず。即ち「易往」なり。」 又云わく(述文賛)、「「本願力故」(大経)というは、即ち往くこと、誓願の力なり。「満足願故」(同)というは、願として欠くること無き故に。「明了願故」(同)というは、之を求むるに虚しからざるが故に。「堅固願故」(同)というは、縁として壊ること能わざるが故に。「究竟願故」(同)というは、必ず果たし遂ぐるが故に。」 紙面画像を印刷 前のページ p200 次のページ 初版p182・183へ このページの先頭に戻る