巻次 行 201頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 又云わく(述文賛)、「総じて之を言わば、凡小、欲往生の意を増さしめんと欲うが故に、須く彼の土の勝るることを顕すべし」と。 又云わく(述文賛)、「既に「此の土にして菩薩の行を修す」(大経)と言えり。即ち知りぬ、無諍王、此の方に在すことを。宝海も亦然なり」と。 又云わく(述文賛)、「仏の威徳広大を聞くが故に不退転を得るなり」と。已上 『楽邦文類』に云わく、「総官の張掄の云わく、「仏号、甚だ持ち易し。浄土、甚だ往き易し。八万四千の法門、是の捷俓に如く無し。但能く清晨俛仰の暇を輟めて、遂に永劫不壊の資を為すべし。是れ則ち力を用いることは甚だ微にして、功を収むること、乃し尽くること有ること無けん。衆生、亦何の苦あればか、自ら棄ててせざらんや。噫、夢幻にして真に非ず、寿夭して保ち難し。呼吸の頃に即ち是れ来生なり。一たび人身を失いつれば、万劫にも復せず。此の時悟らずは、仏、如し衆生を何がしたまわん。願わくは深く無常を念じて、徒に後悔を貽すこと勿 紙面画像を印刷 前のページ p201 次のページ 初版p183・184へ このページの先頭に戻る