巻次 信 257頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 りと。乃至 不善の三業をば、必ず真実心の中に捨てたまえるを須いよ。又、若し善の三業を起こさば、必ず真実心の中に作したまえるを須いて、内外明闇を簡ばず、皆真実を須いるが故に「至誠心」と名づく」と。抄要 爾れば、大聖の真言、宗師の釈義、信に知りぬ。斯の心、則ち是れ不可思議・不可称・不可説・一乗大智願海・回向利益他の真実心なり。是れを「至心」と名づく。 既に「真実」と言えり。「真実」と言うは、 『涅槃経』に言わく(聖行品)、「実諦は一道清浄にして二有ること無きなり。「真実」と言うは即ち是れ如来なり。如来は即ち是れ真実なり。真実は即ち是れ虚空なり。虚空は即ち是れ真実なり。真実は即ち是れ仏性なり。仏性は即ち是れ真実なり」と。已上 漢文 爾者大聖真言、宗師釈義、信知。斯心、則是不可思議不可称不可説一乗大智願海回向利益他之真実心。是名至心。既言真実。言真実者、 紙面画像を印刷 前のページ p257 次のページ 初版p226・227へ このページの先頭に戻る