巻次 化本 383頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 仏、弥勒に告げたまわく、「此の諸の衆生、亦復是くの如し。仏智を疑惑するを以ての故に彼の胎宮に生まれん。乃至 若し此の衆生、其の本の罪を識りて、深く自ら悔責して、彼の処を離るることを求めん。乃至 弥勒、当に知るべし。其れ菩薩有りて、疑惑を生ぜば大利を失すとす。」」已上抄出 『如来会』に言わく、「仏、弥勒に告げたまわく、「若し衆生有りて、疑悔に随いて善根を積集して、仏智・普遍智・不思議智・無等智・威徳智・広大智を希求せん。自らの善根に於いて信を生ずること能わず。此の因縁を以て、五百歳に於いて宮殿の中に住せん。乃至 阿逸多。汝、殊勝智の者を観ずるに、彼は広慧の力に因るが故に、彼の導華の中に化生することを受けて結跏趺座せん。汝、下劣の輩を観ずるに、乃至 諸の功徳を修習すること能わず。故に因無くして無量寿仏に奉事せん。是の諸の人等は皆、昔の縁、疑悔を為して致す所なればなり」と。乃至 仏、弥勒に告げたまわく、「是くの如し、是くの如し。若し疑悔に随いて諸の善根を種えて、仏智、乃至広大智を希求すること有らん。自らの善根に於いて信を生ずること能わず。仏の名を聞く 紙面画像を印刷 前のページ p383 次のページ 初版p328・329へ このページの先頭に戻る