巻次 巻上 44頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 の、帝王の辺に在るがごとくなり。転輪聖王、威相殊妙にして天下に第一なれども、之を忉利天王に比ぶるに、又復醜悪にして相喩うることを得ざること、万億倍なり。仮令い天帝を第六天王に比ぶるに、百千億倍相類せざるなり。設い第六天王を無量寿仏国の菩薩・声聞に比ぶるに、光顔容色、相及逮ばざること、百千万億不可計倍なり。」 仏、阿難に告げたまわく、「無量寿国の其の諸の天人、衣服・飲食・華香・瓔珞・繒蓋・幢旛・微妙の音声・所居の舎宅・宮殿・楼閣、其の形色に称う。高下大小なり。 或いは一宝・二宝、乃至無量の衆宝、意の所欲に随いて、念に応じて即ち至る。又衆宝の妙衣を以て、遍く其の地に布けり。一切の天人、之を践みて行く。無量の宝網、仏土に弥覆せり。皆金縷・真珠・百千の雑宝、奇妙珍異なるを以て荘厳し交飾せり。四面に周帀して垂るるに宝鈴を以てす。光色晃耀にして、尽極厳麗にして、自然の徳風、徐く起こりて微動す。其の風調和にして、寒からず暑から 漢文 輪聖王。威相殊妙。天下第一。比之忉利天王。又復醜悪。不得相喩。万億倍也。仮令天帝。比第六天王。百千億倍。不相類也。設第六天王。比無量寿仏国◦菩薩声聞。光顔容色。不相及逮。百千万億。不可計倍。仏告阿難。無量寿国。其諸天人。衣服飲食。華香瓔珞。繒蓋幢旛。微妙音声。所居舎宅。宮殿楼閣。称其形色。高下大小。或一宝二宝。乃至無量衆宝。随意所欲。応念即至。又以衆宝妙衣。遍布其地。一切天人。践之而行。無量宝網。弥覆仏土。皆以金縷真珠◦百千雑宝◦奇妙珍異。荘厳交飾。周帀四面。垂以宝鈴。光色晃耀。尽極厳麗。自然徳風。徐起 紙面画像を印刷 前のページ p44 次のページ 初版p41・42へ このページの先頭に戻る