巻次
529頁
表示設定
ブックマーク
表示設定
文字サイズ
書体
  • ゴシック
  • 明朝
カラー
テキスト情報
本文
漢文
画像情報
画像情報
本文

勢至 普観 雑観

又復、正の散行に就いて四種有り。

読誦 礼拝 讃嘆 供養

上より来、定散六種兼行するが故に「雑修」と曰う。是れを「助業」と名づく、名づけて「方便仮門」とす、亦「浄土の要門」と名づくるなり。知るべしと。

又復、雑の観仏に就いて二種有り。又、真・仮有り。

一には無相離念、二には立相住心なり。

又復、雑の散行に就いて三福有り。

一には「孝養父母 奉事師長 慈心不殺 修十善業」なり。
二には「受持三帰 具足衆戒 不犯威儀」なり。
三には「発菩提心 深信因果 読誦大乗 勧進行者」なりと。

上より来、一切定散諸善、悉く「雑行」と名づく。六種の正に対して六種の雑有るべし。「雑行」の言は、

漢文

勢至 普観 雑観

又復就正散行 有四種

読誦 礼拝 讃嘆 供養

上来定散六種兼行故曰雑修 是名助業 名為方便仮門 亦名浄土要門也応知

又復就雑観仏 有二種 又有真仮

一無相離念 二立相住心

又復就雑散行 有三福

一「孝養父母奉事師長慈心不殺修十善業」
二「受持三帰具足衆戒不犯威儀」
三「発菩提心深信因果読誦大乗勧進行者」

上来一切定散諸善 悉名雑行 対六種正応有六種雑 雑行之言 人天菩薩等解行