巻次 巻下 54頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 えり。仮使い一切人、具足して皆道を得て、浄慧、本空を知らん。億劫に仏智を思いて、力を窮め、極めて講説して、寿を尽くすとも猶知らじ、仏慧の辺際無きことを。是くの如くして清浄に致る。寿命は甚だ得難し。仏世亦値い難し。人、信慧有ること難し。若し聞かば精進して求めよ。法を聞きて能く忘れず、見て敬い得て大きに慶べば、則ち我が善き親友なり。是の故に当に意を発すべし。設い世界に満てらん火をも、必ず過ぎて要めて法を聞かば、会ず当に仏道を成ずべし。広く生死の流を度せん。 仏、阿難に告げたまわく、「彼の国の菩薩は、皆当に一生補処を究竟すべし。其の本願、衆生の為の故に、弘誓の功徳を以て自ら荘厳し、普く一切衆生を度脱せんと欲わんをば除く。 漢文 仮使一切人 具足皆得道浄慧知本空 億劫思仏智窮力極講説 尽寿猶不知仏慧無辺際 如是致清浄寿命甚難得 仏世亦難値人有信慧難 若聞精進求聞法能不忘 見敬得大慶則我善親友 是故当発意設満世界火 必過要聞法会当成仏道 広度生死流仏告阿難。彼国菩薩。皆当究竟◦一生補処。除其本願◦為衆生故◦以弘誓功徳◦而自荘厳◦普欲度脱◦一切衆生。阿難彼仏国中。諸声聞衆。 紙面画像を印刷 前のページ p54 次のページ 初版p50・51へ このページの先頭に戻る