巻次 - 549頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 て入出門とすとのたまえり。曇鸞和尚 大巌寺婆藪盤豆菩薩の『論』(浄土論)、本師曇鸞和尚、註したまえり。願力成就を五念と名づく。仏をして言わば、宜しく利他と言うべし。衆生をして言わば、他利と言うべし。当に知るべし。今将に仏力を談ぜんとす。如実修行相応は、名義と光明と随順するなり。斯の信心を以て一心と名づく。煩悩成就せる凡夫人、煩悩を断ぜずして涅槃を得しむ。則ち斯れ安楽自然の徳なり。淤泥華というは、『経』(維摩経)に説いて言わく、「高原の陸地に蓮を生ぜず。卑湿淤泥に蓮華を生ず。」 漢文 曇鸞和尚 大巌寺婆藪盤豆菩薩論 本師曇鸞和尚註願力成就名五念 仏而言宜言利他衆生而言言他利 当知今将談仏力如実修行相応者 随順名義与光明以斯信心名一心 煩悩成就凡夫人不断煩悩得涅槃 則斯安楽自然徳淤泥華者経説言 高原陸地不生蓮卑湿淤泥生蓮華 此喩凡夫在煩悩 紙面画像を印刷 前のページ p549 次のページ 初版p464・465へ このページの先頭に戻る