巻次 - 559頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 彼の国に生まれんと願ぜん。此れ等の衆生、寿終らん時に臨みて、無量寿仏、諸の大衆と、其の人の前に現ぜん。乃至 阿難。其れ衆生有りて、今世に於いて無量寿仏を見たてまつらんと欲いて、無上菩提の心を発し功徳を修行して、彼の国に生まれんと願ずべし。」 仏、阿難に語りたまわく、「其れ中輩は、十方世界の諸天・人民、其れ心を至して彼の国に生まれんと願ずること有らん。行じて沙門と作り大きに功徳を修すること能わずと雖も、当に無上菩提の心を発して、一向に専ら無量寿仏を念じ、多少、善を修し、斎戒を奉持し、塔像を起立し、沙門に飯食せしめ、繒を懸け燈を燃し、華を散じ香を焼くべし。此れを以て回向して、彼の国に生まれんと願ぜん。其の人、終に臨みて乃至 具に真仏の如く、諸の大衆と其の人の前に現ぜん。」乃至 仏、阿難に告げたまわく、「其れ下輩は、十方世界の諸天・人民、其れ心を至して彼の国に生まれんと欲うこと有らん。仮使い諸の功徳を作すこと能わずとも、当に無上菩提の心を発して、一向に意を専らにして、乃至十念、無量寿仏を念じて、其の国に生まれんと願ずべし。若し深法を聞きて歓喜信楽して疑惑を生ぜず、乃至一念、彼の仏を念じて、至誠心を以て其の国に生まれんと願ぜん。此の人、終に臨みて、夢に彼の仏を見たてまつり、亦往生を得ん。功徳智慧、次いで中輩の者の如 紙面画像を印刷 前のページ p559 次のページ 初版p472へ このページの先頭に戻る