巻次 巻下 56頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 漢文 画像情報 画像情報 本文 を恭敬し供養せん。心の所念に随いて、華香・伎楽・繒蓋・幢旛、無数無量の供養の具、自然に化生して、念に応じて即ち至らん。珍妙・殊特にして、世の有る所に非ず。輒ち以て諸仏・菩薩・声聞大衆に奉散せん。虚空の中に在りて、化して華蓋と成る。光色昱爍して、香気普く熏ず。其の華、周円、四百里なる者なり。是くの如く転た倍して乃ち三千大千世界に覆えり。其の前後に随いて、次いでを以て化没す。其の諸の菩薩、僉然として欣悦す。虚空の中に於いて共に天の楽を奏す。微妙の音を以て仏徳を歌歎す。経法を聴受して歓喜すること無量なり。仏を供養すること已りて、未だ食せざる前に、忽然として軽挙して其の本国に還る。」 仏、阿難に語りたまわく、「無量寿仏、諸の声聞・菩薩大衆の為に法を班宣したまう時、都て悉く七宝講堂に集会して、広く道教を宣べ妙法を演暢したまう。歓喜せざること莫し。心に解り道を得、即ちの時に四方より自然 漢文 所念。華香伎楽。繒蓋幢旛。無数無量◦供養之具。自然化生。応念即至。珍妙殊特。非世所有。輒以奉散◦諸仏菩薩◦声聞大衆。在虚空中。化成華蓋。光色昱爍。香気普熏。其華周円。四百里者。如是転倍。乃覆三千大千世界。随其前後。以次化没。其諸菩薩。僉然欣悦。於虚空中。共奏天楽。以微妙音。歌歎仏徳。聴受経法。歓喜無量。供養仏已。未食之前。忽然軽挙。還其本国。仏語阿難。無量寿仏。為諸声聞◦菩薩大衆。班宣法時。都悉集会◦七宝講堂。広宣道教。演暢妙法。莫不歓喜。心解得道。即時四方。自然風起。 紙面画像を印刷 前のページ p56 次のページ 初版p52・53へ このページの先頭に戻る