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浄土
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これらの善神みなともに
念仏のひとをまもるなり

(12)願力不思議の信心は

大菩提心なりければ
天地にみてる悪鬼神
みなことごとくおそるなり

(13)南無阿弥陀仏をとなうれば

観音勢至はもろともに
恒沙塵数の菩薩と
かげのごとくに身にそえり

(14)無碍光仏のひかりには

無数の阿弥陀ましまして
化仏おのおのことごとく
真実信心をまもるなり

(15)南無阿弥陀仏をとなうれば

十方無量の諸仏は
百重千重囲繞して
よろこびまもりたまうなり

已上現世利益


『首楞厳経』によりて大勢至菩薩和讃したてまつる   八首
(1)勢至念仏円通して

五十二菩薩もろともに
すなわち座よりたたしめて
仏足頂礼せしめつつ

(2)教主世尊にもうさしむ

往昔恒河沙劫に