巻次 正像末 623頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 有情利益はおもうまじ如来の願船いまさずは苦海をいかでかわたるべき(6)蛇蝎姧詐のこころにて自力修善はかなうまじ如来の回向をたのまでは無慙無愧にてはてぞせん(7)五濁増のしるしにはこの世の道俗ことごとく外儀は仏教のすがたにて内心外道を帰敬せり(8)かなしきかなや道俗の良時吉日えらばしめ天神地祇をあがめつつ卜占祭祀つとめとす(9)僧ぞ法師のその御名はとうときこととききしかど提婆五邪の法ににていやしきものになづけたり(10)外道梵士尼乾志にこころはかわらぬものとして如来の法衣をつねにきて一切鬼神をあがむめり(11)かなしきかなやこのごろの和国の道俗みなともに仏教の威儀をもととして天地の鬼神を尊敬す(12)五濁邪悪のしるしには僧ぞ法師という御名を奴婢僕使になづけてぞ 紙面画像を印刷 前のページ p623 次のページ 初版p509へ このページの先頭に戻る