巻次 正像末 624頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 いやしきものとさだめたる(13)無戒名字の比丘なれど末法濁世の世となりて舎利弗目連にひとしくて供養恭敬をすすめしむ(14)罪業もとよりかたちなし妄想顚倒のなせるなり心性もとよりきよけれどこの世はまことのひとぞなき(15)末法悪世のかなしみは南都北嶺の仏法者の輿かく僧達力者法師高位をもてなす名としたり(16)仏法あなずるしるしには比丘比丘尼を奴婢として法師僧徒のとうとさも僕従ものの名としたり已上十六首 これは愚禿がかなしみなげきにして述懐としたり。この世の本寺・本山のいみじき僧ともうすも、法師ともうすも、うきことなり。釈の親鸞、之を書く。(1)善光寺の如来のわれらをあわれみましましてなにわのうらにきたります御名をもしらぬ守屋にて(2)そのときほとおりけともうしける疫癘あるいはこのゆえと守屋がたぐいはみなともにほとおりけとぞもうしける(3)やすくすすめんためにとて 紙面画像を印刷 前のページ p624 次のページ 初版p509・510へ このページの先頭に戻る