巻次 末 652頁 表示設定 ブックマーク 表示設定 文字サイズ あ あ あ 書体 ゴシック 明朝 カラー あ あ あ テキスト情報 本文 画像情報 画像情報 本文 まという、如来の願力なり。他力をもうすなり。「超」は、こえてという。生死の大海を、やすくよこさまにこえて、無上大涅槃のさとりをひらくなり。信心を浄土宗の正意としるべきなり。このこころをえつれば、「他力には義のなきをもって義とす」と、本師聖人のおおせごとなり。義というは、行者のおのおののはからうこころなり。このゆえに、おのおののはからうこころをもったるほどをば自力というなり。よくよくこの自力のようをこころうべしとなり。正嘉二歳戊午六月二十八日書之 愚禿親鸞 八十六歳 紙面画像を印刷 前のページ p652 次のページ 初版p532・533へ このページの先頭に戻る